日本共産党の仁比聡平参院議員は10月6日、大分県由布市湯布院町の二つの老舗の温泉旅館主を訪ね、国政・地域振興などについて懇談しました。

 「亀の井別荘」の中谷健太郎会長に仁比氏が参院選での党8議席躍進を報告すると、中谷氏は「(共産党が)伸びる時代はいつも大変な時代」と応じました。

 中谷氏は、集団的自衛権の行使容認など「戦争する国づくり」を狙う安倍首相の姿勢を「力の信仰」と評しつつ、秘密保護法案などの動きにもふれ、「僕ら(安保世代)の頭の中にはむちゃくちゃな時代がまたやって来るのだろうかとの感がある」とのべました。

 仁比氏は、中谷氏が「さよなら原発11・10九州沖縄集会」の呼びかけ人を引き受け「わしらが今、目を覚ましブレーキを踏むほかない」とメッセージを寄せていることに「勇気づけられた」と敬意を表し、暴走する安倍政権を包囲する党派を超えた共同を呼びかけました。

 「玉の湯」の溝口薫平会長とはまちづくりで話が弾みました。溝口氏は、「心一つ」を強いるのではなく、立場の違いを超えた「心合わせる」姿勢の大切さを語りました。(しんぶん赤旗 2013年10月10日)