九州・沖縄・韓国に住む市民でつくる『さよなら原発!福岡一万人集会』が11月13日、福岡市の舞鶴公園でひらかれました。主催は「さよなら原発!福岡一万人集会実行委員会」です。
「『さよなら原発』の一致点で、立場を超えて結集しよう」の呼びかけに、九州各県から賛同する団体・個人があつまり、目標を大きく超える1万5千人が参加しました。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、仁比聡平前参院議員、田村貴昭衆院比例候補が参加しました
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集会では、沖縄民医連による民舞「エイサー」や原発問題をテーマに歌や音楽を発信しているグループの演奏、学識者によるシンポジュウム、集会賛同者からの「一言メッセージ」がおこなわれました。赤嶺議員が志位和夫委員長のメッセージ(下記)を代読しました。
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集会終了後、参加者は3 つのコースに分かれて福岡市内をパレード。「原発やめ、自然エネルギーへ」の横断幕や、「さよなら原発」「ママは原発いりません」と書いたノボリ、「原発より命が大事」「原発反対」のパネルなど掲げて、「原発いらない!金より命!」などと唱和しました。
メッセージ
東日本大震災と福島第一原発事故から8カ月になります。原発事故は、いまだ収束の見通しが立たず、放射能被害は日々拡大し、福島県民をはじめ多くの国民を苦しめています。このなかで、「原発ゼロ」をかかげ、九州の地で大集会を開催されたみなさんに心からの連帯のメッセージを送ります。
福島原発の事故は、原発はひとたび重大事故で放射性物質が放出されれば、それを抑えることはできず、被害はどこまでも広がり、将来にも危害を及ぼし、地域社会の存続さえも危うくすることを明らかにしました。原発と日本社会は共存することはできません。
「原発ゼロ」の日本を実現するために何よりも大事なことは、政治がまず原発からの撤退を決断することです。みんなの力で「原発ゼロ」を決断させましょう。
「原発ゼロ」をめざす国民の運動は大きく発展しています。全国各地で集会が開かれています。世代や立場の違いをこえ、これまでにない多くの人びとが、集会に参加し、デモでアピールしています。いっそう広く深く対話と共同を広げ、「原発ゼロ」の国民的合意をつくりあげましょう。
原発に固執する九州電力は、「やらせ」まで組織して再稼働をはかろうとしました。これにたいし、勇気ある告発と日本共産党の追及で「やらせ」を明らかにし、再稼働をストップしました。ところが、野田内閣は、原発の再稼働や輸出に固執しています。福島原発事故の原因も究明されていないのにとんでもありません。絶対に許すわけにはいきません。力をあわせ、再稼働をストップしましょう。そして、「原発ゼロの日本」をめざしてともにがんばりましょう。
日本共産党幹部会委員長・衆議院議員 志位和夫