「九州・沖縄・韓国に住む市民でつくるさよなら原発!福岡集会」会場に響いたアナウンス。「集会参加者は1万5000人を超えました!」に、「オー!」の歓声と力強い拍手でどよめきました。

発言に聞き入る真剣な表情。躍動する目。党派や運動の垣根を越え、文字通り全県から結集した「オール九州」への第一歩です。あくまで原発に固執し、再稼働強行を狙う野田政権と九州電力経営陣への怒り爆発です。
急きょとりくんだ「福島テント村」には、福島市や三春町、棚倉町出身で九州に避難しておられる方々が立ち寄られ、飯館村の写真パネルに見入る女子高生やパンク風の若者たち。「原発なくそう!九州玄海訴訟」の原告登録も相次ぎ、「今度は糸島で『チェルノブイリ・ハート』の上映会と原告勧誘をやりたい」など交流の輪が広がりました。

パレードは4時間にわたって天神の街と九電本社前を埋め尽くしました。「先頭がデモ出発して45分。まだ会場から出られません‥!」との私のツイートに、全国各地から「心から連帯します!」と返信が続々と飛び交います。

色とりどりの手づくりのプラカードやむしろ旗が高く掲げられ、子どもたちやワンちゃんも「NO Nuke(反原発)」のコスチュームで元気よく歩きます。サウンドデモを先頭に、「原発いらないー」「カネより命!」のコール。「原発なんでつくったと?」「ほかの電気でよかろうもん!」と踊る〝博多ぶらぶら″隊に、沿道から笑顔で手が振られます。

ツイッターの私の画面は、深夜まで「涙がでた」「最高に楽しかった」と興奮冷めやらぬ投稿と、生き生きとした無数の写真や動画であふれかえりました。そこに宮城県議選で共産党2議席から4議席へ倍増のうれしい知らせ!

激動する民意は野田政権の暴走を絶対に許さないでしょう。みな次に向かって走り始めています。徹夜で準備にあたった実行委員会のみなさん。本当にありがとうございました。いっそう力を合わせましょう!(しんぶん赤旗 2,011年11月16日)