かつてない異常国会が閉じて1カ月半。新たなたたかいの夏を全力で駆け回っています。移動距離は数えきれず、年相応か朝起きて「ここどこ」と寝ぼけることもしばしば。
酷暑による熱中死など痛ましい被害が相次ぐ事態にも、異常気象はもちろん、光熱費・物価の高騰、低賃金、格差の極端な拡大があります。マイナンバー強要、健康保険証の廃止などあり得ません。生活の隅々から、暮らし最優先の政治転換へとことん力を合わせましょう。
豪雨の被災地でも、地域のみなさんが長年改善を求めてきた中小河川や沢などが未対策のまま、被害を拡大させた箇所がたくさんあります。流域全体の総合的な治水へ。住民こそ主人公。「平成の大合併」で弱くなった自治体力を取り戻すべき時です。
地方議員のみなさんの猛奮闘を政府各省につなぎ連日協議。佐賀県唐津市の井上祐輔前県議と、土石流で被害を受けた特産ハウスみかんの園地にやっとかんがい用水の緊急ポンプを設置させることもできました。暮らしの再建へ。「なんでも自己責任」を乗り越え、JAや自治体のみなさんとも共同を広げます。
「岸田大軍拡」でまるでタガが外れたような日米一体の基地増強が各地で進むなか、これに対抗し、党派を超えて新たな国民的運動が始まっています。佐賀では、県営佐賀空港を陸自駐屯地に変えて陸自オスプレイの配備で「日本版海兵隊」を抜本増強する岸田政権を相手に、地権者を先頭に「基地建設工事差し止め」のたたかいがのろしを上げました。
米軍報告書で欠陥機オスプレイの深刻さが明らかになったのに「安全性に問題はない」と無責任な防衛省。「戦後最大の試練。わが国は最前線」と戦争の準備むき出しです。「平和の準備こそ」の県民・国民の願いとの根本矛盾に怒りがひろがっています。
改悪入管法NOの大闘争をふまえ、党国会議員団「外国人の人権・労働・共生に関する委員会」が設けられ私が責任者に指名されました。
平和・暮らし・人権ーー全力です。 (しんぶん赤旗 2023年8月2日)
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