4月23日投票の衆院山口2区補選で、無所属で元職の平岡秀夫候補(69)を押し上げようと、日本共産党の仁比聡平参院議員が21日夕、岩国市のJR岩国駅前で平岡氏の応援演説に立ち、「暮らし、平和、原発のない世界を、との願いをまっすぐに代表する平岡さんの勝利へ力を合わせよう」と呼びかけました。
自民党の岸信夫前防衛相の辞職に伴う補選で、岸氏の長男で自民党公認の岸信千世氏(31)=公明党推薦=との一騎打ち。共産党が自主支援し、市民と野党の共同を広げる平岡氏が「猛追」「横一線」の情勢です。
平岡氏は弁護士で、伊方原発(愛媛県)の運転差し止めを求める裁判などの弁護団として尽力。弁護士の仁比氏はこの日、平岡氏の弁護士応援団の一人として駆け付けました。
中村覚弁護士は平岡氏の実績について「あの伊方原発を止めたんです」と述べ、2020年1月の広島高裁の仮処分決定を紹介。「国会に送り、今度は政治の力で原発をなくす。志を同じくする他の野党と一緒に国策として脱原発を実現してほしい」と語りました。
平岡氏は「政治が変わることが、三権(立法、司法、行政)が国民の側を向いた仕事をするきっかけになる。国民の立場に立って社会が動いていくためには政治が変わらなければならない」と訴えました。(しんぶん赤旗 2023年4月22日)