福岡県建設労働組合(福建労)は1月14日、福岡市南区の福建労会館で、弁護士でもある、にひそうへい日本共産党前参院議員(参院比例予定候補)を講師に迎えて憲法学習会を開きました。

 にひ氏は、日本国憲法がアメリカの押し付けではなく、国際的な流れと、国民に歓迎される中、戦後の総選挙、議会などを通じてつくられたと強調。岸田自公政権らが企てる改憲や敵基地攻撃能力の保有などの大軍拡路線は「憲法を根本から覆すもの」と訴えました。

 さらに「憲法改悪を許さない全国署名」を草の根から広げることが市民と野党共闘の発展にもつながると指摘し、参院選で「必ず勝利を遂げるために頑張り抜く」と力を込めました。

 教育宣伝・平和部の隈本正継部長は、改憲阻止のために野党共闘が重要であり、「学んだことを組合員に伝えよう」と訴えました。

 参加者から「『中国に攻められたらどうする』との問いにどう答えたらよいか」などの質問が出されました。にひ氏は「一気に戦争の話にすり替えられている」とし、「その事態を防ぐことが政治の仕事だ」とのべ、平和外交の重要性を訴えました。

 参加した大工の男性(42)は、「敵基地攻撃が専守防衛じゃないことがよく分かった。組合の仲間にも伝えていきたい」と話しました。(しんぶん赤旗 2022年1月16日)