境港市の基地問題つどい=2010.04.03

 鳥取県の平和とくらしを守る境港の会は4月3日、普天間、岩国、米子空港の米軍基地再編を巡る問題で集会を開きました。約100人が参加しました。

 日本共産党の仁比そうへい参院議員・比例候補が普天間基地問題、久米慶典山口県議が岩国基地の実態、美保平和委員会の明石孝男会長が米子空港(美保基地)の米軍提供について、それぞれ報告しました。

 仁比氏は、沖縄県では本土復帰後に米軍犯罪が5500件を超え、その1割が凶悪犯罪だと指摘。鳩山政権のすすめる新基地案(辺野古陸上部にヘリパッド、ホワイト・ビーチ沖に3本の滑走路を持つ人工島、徳之島に一部基地機能移転、普天間基地の存続)は最意の案だと糾弾しました。

 そのうえで、普天間基地の即時無条件撤去を本腰で交渉せよと主張する日本共産党の躍進を訴えました。

 久米氏は、厚木基地の空母艦載機を岩国基地に移駐する目的を米海軍と米海兵隊の統合だと指摘。離発着訓練は、訓練のための練習も必要で、米子空港でやらないという保証はないと強調しました。

 明石氏は、1958年に米軍から美保基地を返還させたたたかいを報告し、再び米軍使用を許してはならないと訴えました。(しんぶん赤旗 西日本のページ 2010年4月7日)

美保基地の視察