福岡県では、福岡市、北九州市など8カ所で開催。嘉飯山地区は4月30日に開きました。

 福岡市の冷泉公園の県中央統一メーデーには1500人以上が参加。梅野肇県春闘共闘議長は「国と東京電力謂被災者支援と復興を求め、日本の原子力行政、エネルギー政策の転換を迫ろう」と呼びかけました。

 県知事選で大健闘した「県民の会」の田村貴昭代表委員、日本共産党の岡野隆県委員長が連帯あいさつ。JAL不当解雇撤回裁判原告団事務局の谷口正明副操縦士が訴えました。

 北九州市小倉北区の集会には約千人が参加。日本共産党の仁比聡平前参院議員が連帯あいさつしました。

 メッセージ

 未曾有の東日本大震災と深刻な原発危機は、これまでの政治の劇的な転換を求めています。「安全神話」と原発依存はもちろん、なんでも「自己責任」「市場万能」といってくらしと地域経済を壊してきた弱い者いじめの政治が、救援と復興にも大きな障害となっているのです。
 それでも、人間同士のつながりが被災者の方々を支えています。国民に背を向けた政局争いなどまっぴらごめんです。社会的連帯の力は、冷酷な消費税増税や社会保障の改悪、大震災を口実にした大企業のリストラなど何の道理もないことを、急速に明らかにするでしょう。大企業と大資産家に社会的責任を果たさせ、政党助成金の山分けや米軍への思いやり予算を止めさせましょう。
 私は、いっせい地方選挙の結果を噛み締め、要求実現の共同と連帯をひろげるために、いっそうの力を尽くします。
 第82回統一メーデー、万歳。 ご一緒にがんばりましょう。

2011.5.1

日本共産党 前参議院議員・弁護士
仁 比 聡 平(にひそうへい)