愛媛一般ハリソン東芝分会や愛媛労連の代表らが10月23日、上京して厚生労働省を訪れ、違法派遣を行ったハリソン東芝が直接雇用するよう、厚労省の指導を求めました。

 日本共産党の仁比聡平参院議員が同席しました。

 労働者らは、10年近く派遣労働している女性たちで、ハリソン東芝の子会社からの偽装請負で働いていました。3月に直接雇用を求めて申告。4月に愛媛労働局が偽装請負を認めて是正指導を行いましたが、派遣先は直接雇用申し入れ義務があるにむかかわらず派遣契約を解除。派遣元は雇い止めしました。

 代表らは、「ハリソンは労働局から直接雇用を推奨されていないと言っている。企業をきちんと指導してほしい」と訴えました。

 同省職業安定局の担当者は「違法行為があれば、是正されるまで指導し続けるのが私たちの仕事。雇用の安定をはかるため、直接雇用を推奨している」と答えました。

 仁比議員は「ハリソンのような大企業の身勝手を行政が許しておけば、違法行為は是正されない。指導に応じないならば、企業名を公表するのは当然」と強調しました。(しんぶん赤旗 中国・四国のページ 2009年10月25日)