NEC労働者を激励する(正面左2人目から)市田、仁比両氏=2010.04.10、熊本市

 熊本県内のNECセミコンダクターズ(現・ルネサスセミコンダクタ)九州・山口を解雇された労働者が、偽装請負を告発し直接雇用を求めて提訴した問題で、日本共産党の市田忠義書記局長は4月10日、熊本市での演説会終了後に原告・支援者の要請を受け、激励しました。

 要請したのは、原告3人のうちの柴田勝之(30)、柳瀬強(56)の両氏と県労連の楳本光男事務局長ら。市田氏は「みなさんの勇気ある告発が、日本の労働者全体が置かれた状況を是正していく上でも大事だ」と述べました。

 問題を国会で一貫して取り上げてきた仁比そうへい参院議員・比例候補も「熊本から日本を変えるたたかいだ」として、いっそうの支援継続を表明しました。

 原告らは「直接雇用を求めてきたことは曲げられない」との決意を語りました。市田氏は「道理はわれわれにある。国会内外でできる限りがんばりたい」と応じました。(しんぶん赤旗 2010年4月13日)