「6年前、宝の議席を預かったとき、一分一秒を輝かせ死にものぐるいで頑張ることを決意しました」。言葉通りの6年間、西日本17県を全力疾走中です。

 岡山から鹿児島に、翌日は広島へ。演説会、調査、懇談…。その移動距離は週末だけで3千㌔近くになることも。朝、疲労がにじむ同行者をよそに、「うーん、今日はいい天気」。

 貫く信念は、〝現場主義″です。「現場にこそ知恵がある」。徹底した調査をもとに国会質問を練り上げていきます。

 福岡県田川市での介護保険調査。電気代を極限まで節約し、昼間も真っ暗な部屋で暮らす女性(78)から手を握られました。「死んだほうがましです…」。要介護度を下げられ、ほぼ寝たきりのままで必要なサービスが受けられずにいました。
 「福祉をお金で買う商品のようにした『応益負担』が、福祉をもっとも必要とするお年寄りを排除している」

 演説会では、出会った人たちの苦難を思い、声を詰まらせることもしばしば。人柄をよく知る人は「熱血、炎の弁護士」と評します。

 沖縄県東村の米軍ヘリパッド建設の現地調査。反対で座り込む住民らと夜通し語り合いました。国会質問では、小学生まで通行妨害排除の裁判にかけた国に思わず声を荒らげました。

 (涙が止まりませんでした。国会でこんなにも私たちの思いを語ってくだざる方がいらした…)。即日住民から感謝の声が居きました。

 「預かる議席が本土と沖縄の連帯の証しになるよう、たたかい続ける」。決意新たに〝現場″に向かいます。

【活動地域】鳥取、島根、岡山、広島、山口、香川、愛媛、徳島、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の17県

(しんぶん赤旗 2010年4月10日)