中国キャラバンで広島入りした日本共産党の、にひそうへい参院比例予定候補と中村たかえ選挙区予定候補は5月24日、広島市内各地を駆け巡り演説しました。買い物途中の人が聞き入るなど、注目を集めました。

 にひ予定候補は「今度の参院選はウクライナ侵略とコロナ危機、平和と暮らしの進路が激しくぶつかり合う絶対に負けられない選挙です」と強調。ウクライナ危機に乗じて行われている「核共有」の議論について、「これこそ歴史の逆流にほかならない。戦争する国づくりのための安保法制を廃止し、憲法9条が生きる新しい日本をご一緒につくりましょう」と訴えました。

 にひ予定候補は、前日の日米首脳会談で、岸田首相がバイデン米大統領に軍事費の相当な増額を約束したことについて、「大軍拡は社会保障の切り捨てと消費税の大増税につなかってしまう」と批判。「日本共産党は弱い者いじめを許しません。最低賃金を1500円に引き上げ、8時間働けば普通に暮らせる社会をつくりましょう」と力を込めました。

 中村たかえ選挙区予定候補は、「広島生まれ広島育ちの被爆3世として、広島の心を必ず国会に届ける役割を強く実感している」と支持を訴えました。

 宣伝があると知って駆けつけた男性(69)は、「消費税10%は年金生活者にとってとても大変な負担。生活が楽になるように共産党にのびてほしい」と話しました。(しんぶん赤旗 2022年5月25日)