鹿児島県の桜島火山活動対策議会協議会(鹿児島、垂水、霧島、鹿屋の各市議会代表で構成)の代表は10月19日、衆院第2議員会館で、日本共産党に対し、避難に不可欠な道路整備や降灰除去、農作物の被害対策の拡充など、活発な噴火活動が続く桜島火山対策を要請しました。

 要請には平山たかし鹿児島市議会副議長(日本共産党市議)ら同協議会と県議会代表が訪れ、日本共産党から山下芳生参院議員、赤嶺政賢、高橋ちづ子両衆院議員、仁比聡平党国民運動委員会副責任者・前参院議員が応対しました。

 
平山氏は、桜島の火山活動が活発化し、今年はすでに793回の爆発を記録、観測史上最多となった昨年の548回を上回っており、火山噴火予知連絡会は「溶
岩流出の可能性も考えられる」との見解を示していると説明。「降灰は住民生活に深刻な被害をもたらしています。暑い日に窓も開けられない。学校のクーラー
の設置が不可欠です。灰の粒子が細かく、これまでの路面清掃車ではかえって灰を巻き上げるなど歯が立たない」と訴えました。

 党議員団は「大規模な災害が予測されるもとで、特別の対策が必要だと思う」(山下参院議員)、「たえず支援していけるように国会でも取り組みたい」(高橋衆院議員)などとのべました。(しんぶん赤旗 2010年10月20日)