日本共産党の市田忠義副委員長・参院議員は3月22日夜、愛媛オンライン演説会で、夏の参院選について「共産党が躍進できるかどうかが最大の焦点だ」と述べ、にひそうへい前参院議員ら比例5議席の獲得とともに、4月17日告示の松山市議選での現有2議席確保を呼び掛けました。

 無所属の永江孝子参院議員のメッセージが紹介されました。

 市田氏はロシアによるウクライナ侵略をめぐり、「力の論理で対抗することを否定したのが国連憲章。紛争の平和的解決を追求するその考え方を、とことん徹底したのが憲法9条です」と強調しました。「憲法には二度と侵略国家にはならない、自ら戦争を放棄することで世界平和の先駆けになるという二重の決意が込められている」とし、「今の世界で無力どころか、その生命力を生かすことこそ大事になっている」と力説。「共産党の躍進が自公と維新などによる暮らしと平和を壊す『翼賛体制』づくりを許さない最強の力になる」と語りました。

 そのうえで「歴史の分岐点です。新しい歴史を切り開く道に一歩、踏み出してほしい」と入党を訴えました。

 にひ氏は「すべての有権者に『憲法こそ希望』と力いっぱい訴え、必ず議席を取り戻したい」と決意表明。松山市議選に挑む小崎愛子、杉村ちえ、の両現職が訴えました。

 松山市内で視聴した大学生の男性(22)は「共産党は抜本的な改革案を示している。歴史の大局観に確信がわいた。誰もが安心して暮らせる社会は実現できると感じました」と話し、入党を決意しました。(しんぶん赤旗 2022年3月24日)