日本共産党ジェンダー平等委員会の、にひそうへい参院比例候補は12月16日、広島市で「わたしの名前とジェンダー平等」と題した「民報」公開トーク企画で語り合いました。

坂本・恩地さん発言

 メインスピーカーはにひ氏と、NPO法人mネット・民法改正情報ネットワーク理事長の坂本洋子さん、第二次別姓訴訟広島の原告で医師の恩地いづみさん。大平喜信元衆院議員が司会を務めました。

 坂本氏は、「夫婦同姓が日本の伝統である」「別姓にすると家族の絆が壊れる」などの保守派の発言を、「夫婦同姓は施行されてから百数十年にすぎない。絆という名の支配だ」と厳しく批判。恩地氏は、国が進める旧姓併記の通称使用は「矛盾だらけで、限界がある」とのべ、「同姓でないといけない理由を国は全く説明していない」と語りました。

 にひ氏は、法制審議会が選択的夫婦別姓の導入を含む民法改正を答申した1996年から25年もたつと指摘。共産党が87年から夫婦別姓にできるよう民法改正を政府に繰り返し求めてきたことや、党綱領にジェンダー平等を掲げていること、総選挙での野党共通政策では選択的夫婦別姓制度の成立で合意したと紹介。「制度実現のため頑張りたい。必ず国会へ戻ります」と表明しました。

 企画は党県女性後援会と党国会議員団中国ブロック事務所の主催。にひ氏の公式ツイッターでオンライン配信しました。(しんぶん赤旗 2021年12月19日)