警察による取り調べの全面可視化(すべての録音・録画)を求める集会と国会議員要請が11月18日、全労連と自由法曹団、国民救援会の呼びかけで行われました。衆院第1議員会館で開かれた集会には、日本共産党と民主党の国会議員が参加しました。

 日本共産党の仁比聡平参院議員は「裁判員制度のもとで、裁判員が適正に判断をするためには取り調べの全面可視化が必要不可欠です。調査・研究が必要と実施を先送りする動きもありますが、そのあいだも人権侵害はひき起こされます。速やかに実現できるよう頑張っていきたい」と述べました。

 足利事件弁護団の泉澤章弁護士が報告し、管家利和さんの「自白」テープなどからも、「自白」した部分だけでなく、そこに至る過程が録画されていなければ意味がないと全面可視化の必要性を強調しました。

 集会後、参加者は衆参両院の法務委員を回り、要請しました。(しんぶん赤旗2009年11月21日)