熊本県の日本共産党天草地区委員会と上天草市委員会は2月26日、仁比聡平参院議員を同市に迎え「水俣病を語るつどい」を開きました。松岡勝衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補、山本伸裕県議、宮下しょう子市議が参加し、「ノーモア・ミナマタ第2次訴訟」の原告、支援者ら70人と意見交換しました。
仁比議員は、国と熊本県、加害企業チッソが裁判で被害を認めず、和解にも応じないことについて、「同じように苦しむ多くの被害者にも背を向ける被害者切り捨てにほかならない」と指摘。負けるわけにはいかない裁判で、原告と心を一つにしてたたかうと述べ、「声を必ず代弁する」と決意を表明しました。
松岡候補は、水俣病の国の被害者切り捨ては熊本地震でも繰り返されているとして「政冶の在り方を変え、国民の声を届けるためにも国会に押し上げてください」と訴えました。
山本県議は「問題の認識を深めるためにも被害の全容解明に不知火海沿岸地域の健康調査を求める取り組みを強めたい」と述べました。宮下市議は「議会傍聴は大きな力になる」と参加を呼びかけました。
会場からは、「裁判の長期化は年金生活者には重い負担。早く終わらせてほしい」などの声があがりました。(しんぶん赤旗 2017年2月28日)