今年最初の政令市での大型選挙・北九州市議選(定数六十一、三減)が23日の告示まで、二週間と迫りました(投票二月一日)。七選挙区十人の全員当選をめざす日本共産党は1月10日、三連休に三千カ所の街頭宣伝を目指す「集中宣伝」をスタート。十人の候補者を先頭に党員、後援会員らは朝から小雪もちらつく街へ一斉に繰り出しました。

 北九州市が地元の仁比聡平党参院議員は小倉北、門司の両区に入り、応援演説。「不況や大企業の横暴、市民に冷たい自公政治から皆さんを守る。雇用を創出し仕事起こしを提案する十人の日本共産党北九州市議団を何としても実現してほしい」と力を込めました。小林とき子衆院九州・沖縄比例候補も党市議団への支援を呼びかけました。

 演説をじっと聞く人や、住宅地では窓をあけて手を振る人など、多くの市民から声援が寄せられました。宣伝カーに駆け寄った女性(58)は「製造業で正社員として働く娘婿も仕事を減らされ、給与は半分ぐらいになる。共産党に頑張ってもらわないと解決することはできない」と声援を送りました。

 他党派も告示前から、国会議員を投入し、総選挙と一体での激戦の様相。この日も各党派の市議候補が入り乱れて路地まで宣伝カーを走らせました。(2009年1月11日「しんぶん赤旗」)

生活防衛へ力合わせ 労働者後援会

 労働者分野では、JR・国鉄・定温輸送後援会が1月10日開いた決起集会に仁比聡平参院議員も駆けつけ、はだ千賀子市議候補(門司区)や労働者ら五十人余が参加しました。国鉄労働組合採用差別訴訟や九州定温輸送の闘争の報告のほか、はだ氏が仕事創出などを打ち出した市議団の四つの緊急提言を説明しました。

 JR・国鉄後援会の西本幸雄会長は「門司区は定数一減の中でたたかわれる。はだ当選のために選挙戦で一人でも多くの人に声をかけていただきたい。生活防衛のためにもお力添えをお願いしたい」とあいさつしました。(2009年1月13日「しんぶん赤旗」九州・沖縄面)