18日告示で市議選がたたかわれる岡山県倉敷市(定数三減の四十三)で、五議席獲得をめざす日本共産党は1月11日、仁比聡平参院議員をむかえ、末田まさひこ(50)、たぎ公夫(61)=いずれも現=両候補の演説会を開きました。

 仁比参院議員は、年越し派遣村にたどり着いた人々の体験を紹介し、「いま政治がやらなくてはならないのは、大企業に解雇をやめろと堂々とものをいい、食と住まいを保障すること。そういう市政をつくる党の五議席を必ず」と語りました。

 船穂公民館ではたぎ候補が、国民健康保険料の滞納で無保険状態になっていた子どもたちに保険証を発行させた市議団の実績を紹介。「市民の方から、共産党が五議席になって福祉が進んだといわれます。この五議席を必ず」と訴えました。

 児島公民館では末田候補が、三菱自動車水島製作所の大量解雇・雇い止め問題で、党市議団の要望に市も「雇い止めの見直しを同社に申し入れる」と回答したことを報告し、「雇用と暮らしを守るために全力をあげます」と訴えました。

 参加者は「市民のためにやるべきことを、きっちりやってくれる末田さんにがんばってほしい」(五十歳男性)、「どこにでも出かけて市民の要望を聞く、たぎさんを党派を超えて出したい」(八十歳・老人クラブ役員)と話していました。(しんぶん赤旗2009年1月12日)