第35回全国公害被害者総行動の第2弾行動に参加した「よみがえれ!有明訴訟」原告団。弁護団の有明海沿岸漁民らが11月15日、筒井信隆農水副大臣に面会し、諌早湾干拓事業潮受け堤防の即時開門を求めて交渉しました。交渉には日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、仁比聡平前参院議員が同席しました。
有明海沿岸で漁船漁業を営む平方宣清さん(57)らが二枚貝のタイラギ漁などの被害の実情を訴え、「開門の政治決断がなされないまま現在に至っており、漁民たちの期待を裏切る結果になっている」「開門先送りにする(アセスメントの)無用の手続きで、多くの漁民を失望させるに至った」とする鹿野道彦農水相あての要請書を手渡し、「これ以上、一日も待てない」と早期の開門の決断を求めました。
民主党政権の農水副大臣が漁民の声を直樟聞き、要請を受けるのは初めて。筒井副大臣は、早期開門について官邸と協議を始めたことをあきらかにしました。(しんぶん赤旗 2010年11月16日)