16日、仁比議員は、参院法務委員会で、選択的夫婦別姓と、ヘイトスピーチについての、松島みどり法相の認識をただしました。
松島みどり法相は、先日の予算委員会でも、選択的夫婦別姓制度の導入について「現時点でできない」と答弁。仁比議員は「これまでの積み重ねを壊しかねない。国連人権機関が勧告しているように、基本的人権の問題だと言う認識はあるか」とただしました。松島法相は「基本的人権にかかわる問題でなく、立法政策上の問題」と答弁。仁比議員は「頭を冷やしてよく考えるべき」と批判しました。
社会的問題となっているヘイトスピーチについて、仁比議員は、政府とりわけ法務省と法相が、社会的批判で包囲する先頭に立つべきと主張。しかし、法務省が啓発活動で発行したポスターが12年60枚、13年965枚ときわめて少なく、内容も抽象的と指摘。松島法相は「問題を的確にとらえてもらえるよう力を尽くす」と答弁。仁比議員はヘイトスピーチは、脅迫や威力妨害など、現行法の枠内でも厳しく責任を追及しすべきと主張。松島法相は「刑事事件として取り上げるものは、警察と連携してしっかり対処する」と答弁。また、偏見や差別を流布した公人や政治家には、適切な制裁を求めるべきと主張しました。