日米両政府によるオスプレイ12機追加配備のための米軍岩国基地(山口県岩国市)への搬入が30日にも予定されているなか、約1200人が参加した「オスプレイ追加配備抗議市民大集会」が7月28日、雨天のなか岩国市役所前公園で行われました。集会では、配備撤回を求め、沖縄をはじめ全国の人たちと連帯を強めていくアピール文を採択しました。30日には、岩国市で再び抗議行動が予定されています。
仁比議員あいさつ
主催は、瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク、愛宕山を守る会、岩国爆音訴訟の会、住民投票の成果を活かす岩国市民の会、住民投票を力にする会の5団体。地元をはじめ全国各地から超党派の民主団体・労働組合が集い、「怒」と書かれたうちわを掲げ「オスプレイはどこにもいらない」と声を大きく上げました。
瀬戸内ネットの桑原清共同代表は、全国で危険な飛行訓練が展開されていることにふれ「配備を断固許さないたたかいを広げましょう」とあいさつ。
来賓として参加した日本共産党の仁比聡平参院議員は、住宅上空で低空飛行しないなどとした「日米合意」すら無視されているとして「配備を絶対に許さない国民運動が必要。国会でも先頭に立ってたたかいぬく」と呼びかけました。
集会後、参加者は公園から岩国駅前までパレード。岩国市に住む女性は「すでに配備されたオスプレイはわがもの顔で訓練しています。早くアメリカに帰ってほしい」と語りました。(しんぶん赤旗 2013年7月29日)