長崎県佐世保市のおおとり運送争議の解決を求める総決起集会が7月29日、長崎市であり、109人が参加しました。

 創業79年の佐世保市の運送会社・おおとり運送の労働者36人は、親会社・鷹島建設(会長=椎山賢治・松浦市議)の指示で、4月末閉鎖の廃業通告を受けました。通告は紙切れ一枚で今後の雇用・退職金などについての説明はなく、労働者は24時間、職場を守りながら、たたかいを続けています。未払賃金などの支払いを求めて8月1日に第2回審尋があります。
 支援共闘会議の塩塚二朗共同代表は「地域に根差した会社を平気でつぶしてしまう。憲法で保障された労働組合を完全に無視している」と指摘しました。
 堀江ひとみ県議は「松浦市議という公職にある経営者が暮らしと仕事を紙切れ一枚で奪うのは断じて許せない」と訴えました。日本共産党の仁比聡平参院議員が激励メッセージを寄せました。
 建交労おおとり分会の中村清彦分会長(40)は「ここにいない仲間にも一人でたたかっているんじゃないと伝え、団結して頑張りたい」とのべました。(しんぶん赤旗 2013年07月31日)