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 日本共産党の仁比そうへい参院比例候補は5月28日、米軍機の低空飛行訓練によって土蔵倒壊などの被害(2011年3月)にあった岡山県津山市の井口貞信さん(68)宅を訪ね、懇談しました。米国が損害賠償を拒否し、防衛省は見舞金で幕引きをはかろうとしていますが、井口さんは土蔵と母屋の復元などを求め続けています。

 井口さんは米軍機の低空飛行で傾き、雨漏りがするようになってブルーシートをかぶせた母屋を指さしながら、仁比候補らに衝撃のすさまじさを説明しました。

 防衛省は、被害は米軍機の飛行以外考えられないとしてきましたが、16日に行った交渉では〝土蔵が古かった〟〝他の家の窓ガラスは割れていない〟など因果関係を否定する主張を始めました。

 井口さんは「屋根がふくれ、木も折れており、風が起きたこと以外考えられない。近所の家屋ではガラスは割れなかったが地震かと思って住人が飛び出している。土蔵が古くて自然倒壊したわけでない」と反論しました。

 仁比候補は、米国の損害賠償拒否と、それに追随する日本政府の卑屈さは許せないとのべ、「米軍機による無法な低空飛行訓練は激しさを増している。二度とこんな被害を許さないためにもともに頑張りましょう」と激励しました。

 かきうち京美参院岡山選挙区候補、末永弘之・津山市議が同行しました。(しんぶん赤旗 2013年5月29日)