日本共産党の仁比聡平参院比例候補は7月5日、九州北部を襲った豪雨で大きな被害の出た大分県中津市耶馬渓(やばけい)町の農協や道路、河川の被害状況などを調査しました。荒木ひろ子、川内やちよ、三上英範の各中津市議、大塚光義北部地区委員長(衆院大分3区候補)が同行しました。
耶馬渓の下郷(しもごう)農協では矢崎和廣組合長が、豪雨で食肉処理施設が流失し、男性職員が行方不明になっている状況などを説明。食肉事業が大打撃を受けたとしながら「商品を買っていただけるのが一番の励み。大変だが産直事業を何としても続けたい」と語りました。
仁比氏らは「復興していくことが組合の発展につながります」と激励しました。
障害者福祉サービス事業所「もみじ園」の平原伸園長はグループホームでの被災状況を紹介。平原氏は「災害時に障害者など要援護者をどう守るか、今回明らかになった課題を早急に検討し、必要な対策を実行してほしい」と語りました。
下郷地域では、住民から「これまで経験したことのない被害だ」(51歳の男性)、「製品も機材も建物も全部流された。これからどうすれば…」(製材業の78歳男性)、「衛生面が不安だ。消毒剤をどう調達したらよいのか」など深刻な声が寄せら
れました。(しんぶん赤旗 2012年7月6日)