「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」は2月3日、沖縄県名護市辺野古での米軍新基地建設を断念させるため、全国から集めた四万八千人分の請願署名を、衆参両院議長に提出しました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員を含む沖縄県出身の野党国会議員らが呼びかけ議員となって、昨年九月から署名集約活動を進めてきました。
同実行委員会のメンバーたちは同日、国会内で集会を開き、日本共産党、社民党、民主党の紹介議員に署名用紙を手渡しました。
請願の内容は、「二〇〇八年七月十八日の沖縄県議会決議を尊重し、名護市辺野古沿岸域への新基地建設の断念を求めます」というもの。
集会では、新基地建設反対の意見書を沖縄県議会で通した渡嘉敷喜代子県議(米軍基地関係特別委員長)、ヘリ基地反対協議会の安次富浩代表委員らがあいさつ。目標を超える署名を集めた全国の人たちに謝意を表し「地元は死に物狂いでがんばっている。沖縄の状況を知ってもらい国会で共通の認識をもってもらいたい」(渡嘉敷県議)と話しました。
日本共産党の仁比聡平参院議員は、「建設計画を十三年間もストップさせていることに確信を持ち、新基地を許さず、沖縄から基地をなくすためいっしょにやっていきましょう」と連帯のあいさつをしました。(2009年2月4日「しんぶん赤旗」)