日本共産党の仁比聡平参院議員は7月11日、九州北部を襲った豪雨で1級河川の山国川が氾濫するなど大きな被害の出た大分県中津市の耶馬渓町や山国町などを調査しました。三上英範、荒木ひろ子の両市議と党県委員会の山下魁書記長が同行しました。
耶馬渓町平田集落。川の越水と山側から流れてきた水が堤防でせき止められ、コンバイン、トラクターなどの農機具が水に漬かった男性(92)は「もう百姓はできん」と肩を落とし、「ここに排水ポンプが設置されていれば」と悔しがりました。
最上流部の山国町槻木(つきのき)では、大量の土石が小川を伝って敷地に流れ込み、住居の一部が埋まっていました。住人の男性は「これほどの被害は経験がない。何とかしたいが人の手ではどうにもならない」と嘆きました。
仁比氏は「想像を超える、むごい被害だ。自力、人力でどうなるものでもない。行政に現状を伝え、被災地、被災者の生活再建、支援に全力を挙げたい」と話しました。仁比氏はこの日、日田市内の小野地区にも調査に入りました。(しんぶん赤旗 2023年7月12日)