参院法務委員会で入管法改悪案が審議入りした5月16日、日本共産党、立憲民主党、社民党、沖縄の風の有志議員が東京・有楽町イトシア前で改悪反対の緊急街頭集会を開きました。
議員らは、参院法務委での質疑状況を報告。イトシア前には「#入管法は野党案が世界基準」「難民送還ではなく保護を」などと書かれたプラカードを掲げる多くの市民が駆けつけ、市民と野党が力を合わせて廃案に追い込もうとの議員らの呼びかけに力強い拍手で応じました。
移住者と連帯する全国ネットワークの山岸素子事務局長は「今回、野党案が並行で審議されていることを心強く感じる。絶対に政府案を認めてはならない」と語りました。
日本共産党の山添拓議員は「本来あるべき制度改善のあり方を示した野党案と並べて審議することで、政府案のひどさ、ずさんさが浮き彫りになっている」と強調。仁比聡平議員は「多くの方がウィシュマさんの遺影を掲げている。なぜあのような亡くなり方をしなければならなかったのか。その答えが全く示されることなく、また数々の差別の構造をただすことないまま政府案を通すことなどやってはならない」と力を込めました。
市民の一人は野党が対案を共同提出したことや参院法務委で繰り広げられている質疑などにふれ、「これがあるべき本当の野党共闘の形だ」と感慨を込めました。 (しんぶん赤旗 2023年5月17日)