総がかり行動実行委員会は2月21日、東京・有楽町駅前で、岸田政権による大軍拡・大増税に反対する「ウィメンズアクション」を行い、26人が参加しました。「女たちはすべての軍事行動に反対します」と訴え、署名を呼びかけました。
司会を務めた菱山南帆子さんは、何でも閣議決定で決めてしまう岸田政権は安倍政権のもっとも危険なところを引き継いだと批判。「安保3文書で定められた敵基地攻撃能力は憲法違反です。反対の声をあげていきましょう」と訴えました。
ジャーナリストの竹信三恵子さんは、教育や保育には「財政が厳しい」と出し渋るが、軍事には増税もいとわず税金をつぎ込む政府の姿勢を告発。新日本婦人の会の平野恵美子副会長は、ウクライナを見ても、一度戦争が起きればなかなか止められないのは明らかであり、今こそ日本は憲法9条の力を発揮すべきだと強調しました。
全労連女性部の舟橋初恵部長は、フランスでは物価高騰対策として昨年最賃を3度引き上げたと紹介。「一方の日本は、物価高騰に苦しむ国民の生活は放置し、軍事費だけ倍増させている。春の統一地方選で政府に審判を下そう」と語りました。
日本共産党の仁比聡平参院議員は、「戦争は政治の敗北であり、日本は核廃絶と平和な東アジアをつくる先頭に立つべきだ」と話しました。(しんぶん赤旗 2023年2月23日)