3月21日告示(28日投票)される熊本県天草市議選(定数30)では日本共産党から、はすいけ良正(52)、浜崎よしあき(47)の両候補=以上現=が立候補します。「底辺に暮らす人々のことを吸い上げて暮らしを良くしてほしい」(70代の男性)など期待の声が高まっています。2月20日、仁比そうへい参院議員・比例候補を招いた演説会が同市で開かれました。
市議選は32人前後が立候補を予定している少数はみ出しの激戦。
子ども医療費無料化の拡充、住宅リフォーム制度の創設、乗り合いタクシーの助成などが争点。演説会は170人が集いました。
はすいけ候補は「開かれた議会」を目指して、毎議会欠かさず質疑に立つ党の奮闘ぶりを紹介しました。浜崎候補は、農漁業の振興に尽力することを表明し、「住民の声を市政に届け、生活を守る党の2議席が必要だ」と述べました。
子ども医療費は、近隣の上天草市が4月から小3まで、苓北町ではすでに小学4年までが無料化されています。一方の天草市は就学前までです。
2歳の女の子を連れて演説会に参加した宮本美佐子さん(33)は、「病院に連れていくか判断しづらいとき、無料で診てもらえれば安心できる」と語り、拡充に期待を寄せました。
仁比氏は「今度の市議選、参院選は命と暮らしを守るための正念場だ。日本共産党が住民と力をあわせ、共同を広げてこそ政治は前に進む」と訴え、介護や水俣病、雇用などくらし・福祉をめぐって、「構造改革」路線からの脱却を強調。「天草市民の命綱、駆け込み寺は2人の議席だ。断固としで守り抜こう」と呼びかけました。(しんぶん赤旗西日本版2010年2月24日)