平和・民主・革新の日本をめざす宮崎県懇談会(宮崎県革新懇)は11月21日夕、日本共産党の仁比聡平参院議員・比例候補を招いて、宮崎市内で「政権交代後の日本の政治を考える」と題した講演会をひらきました。県内から50人が集まりました。
講演で仁比参院議員は、鳩山新政権のもとで始まった臨時国会の様子も織り交ぜながら、民主党政権が、労働者派遣法の抜本改正や、後期高齢者医療制度の廃止、沖縄の普天間基地の撤去問題など、自公政治からの転換が強く求められている〝要″の問題で具体策を打ち出せず、公約を覆すなどの政治的後退が次々表面化していることをリアルに報告しました。
そのなかでも、10日の参院予算委で仁比参院議員の質問に鳩山首相が「労働者派遣法の違反事例がないよう積極的に動いてみたい」と答弁したことにふれ、「自公政権ではありえない答弁だ」と述べ、「この答弁を引き出したのは、みんなのたたかいの力だ」と強調。革新懇を先頭にした国民各層の要求実現運動で、夏の総選挙で自公政権を退場させたことに確信をもち、間違ったことは絶対に許さないという声をいまこそ大きくあげ、参院選にむけ「政治を前に動かそう」と力をこめてよびかけました。
松田俊夫事務局次長は、自身が参加した全国革新懇第29回総会と「地域・職場・青年革新懇全国交流会」(10月24日)の感動を報告。交流会には会場あふれる過去最高の1500人が参加し、「国民が主人公」の日本実現へ、さらに運動を発展させようと活発に意見交換されたと語りました。(しんぶん赤旗 九州沖縄のページ 2009年11月24日)