参院比例5議席の絶対確保をめざし日本共産党の市田忠義書記局長は7月11日、福岡、佐賀、熊本の3県を駆け巡り、日本共産党の躍進を訴えました。
 大牟田市(福岡県)と鳥栖市(佐賀県)では仁比そうへい参院比例候補がともに訴え。福岡・まじま省三、佐賀・かみむら泰稔、熊本・山本のぶひろの各参院選挙区候補が決意表明しました。
 大牟田ゆめタウンでは、照りつける日差しを避け、スーパーの駐車場に大勢の聴衆が集まりました。鳥栖市の中央公園では、「ストップ消費税増税、守ろう憲法9条」の横断幕が樹木の緑に映えました。熊本市の新市街では、宣伝カー前のアーケードが聴衆で埋まり、訴えの節々で波のような拍手が起きました。
 仁比候補は、「日本共産党の5議席を実現してこそ安倍政権に真正面から立ち向かう力を国会に打ち立てられる」と訴えました。
 市田氏らが熊本市内で訴えた40分前まで安倍晋三首相らが同市内の辛島公園で街頭演説。TPP(環太平洋連携協定)に参加しても、「農村の所得を10年で倍増する」などと訴えました。
 市田氏は、TPPへの参加によって関税がゼロになれば、「国民の暮らしを支えている日本の農業、九州の農業が丸裸の競争にさらされ、つぶされてしまう。日本農業をまるごと米国に売り渡す。これこそ亡国の農政ではないか」と批判しました。
 「比例代表選挙は一票を争う大激戦。日本共産党の支持を広げに広げ、公約を破ってTPP交渉参加を進める自民党と推進勢力に厳しい審判をくだそう」と呼びかける市田氏に、聴衆から「よーし、がんばろう」の声が上がりました。
 熊本市内で小学5年生と生後1カ月の乳児を連れて演説を聞いていた女性(35)=熊本県合志市在住、看護師=は「安心して暮らすために平和が何よりも大事。憲法9条や暮らしを守るために共産党が自民党に対峙してほしい」と話しました。(しんぶん赤旗 2013年7月12日)