JRの不採用問題の政治的解決を求める座り込みを激励する穀田恵二国対委員長(右奥)と仁比聡平参院議員=2009.10.30参院議員会館前

 「JRの不採用問題! 新政権での人道的解決を」。国鉄分割・民営化、JR発足で1047人が不採用・解雇された問題で、国労、建交労などによる「解決実行委員会・4団体」は10月30日までの4日間、国会前で座り込みをおこないました。同日には日本共産党の穀田恵二国対委員長と仁比聡平参院議員が激励と連帯のあいさつをおこないました。

 民営化当時、政府は「所属組合による差別があってはならない」「国鉄労働者は一人も路頭に迷わせない」と約束したにもかかわらず、大量解雇がおこなわれ、解決を前にすでに58人が死亡しています。国際的にも、ILO(国際労働機関)勧告で、国鉄労働者の救済が政府に求められています。

 穀田氏はあいさつで、「鳩山首相自身が、今年2月の集会で人道的、政治的解決の立場を明らかにし、政治が役割を果たすべきだと明言しました。国民的運動を大きく広げて、約束を果たしてもらおうではありませんか」と述べ、仁比氏は、「人道的立場にたって政治的に解決する、日本共産党はそのために全力を挙げて頑張り抜く決意です」と表明しました。(2009年10月31日(土)「しんぶん赤旗」)