日本共産党鳥取県西部地区委員会(福住英行委員長)は5月23日、仁比聡平前参院議員を迎えて米子市で原発問題について党議員らと懇談しました。

 仁比氏は同日、吉井英勝衆院議員とともに島根原発を調査し、津波の引き波対策ができておらず、「(改修のために)取水の可能水位を検討中」との回答だったことを紹介し、「大津波、大地震、活断層に対する原発の安全性への疑問や不安に応えられるものではなかった」とのべました。

 さらに、原発ゼロへの期限を区切ったプログラムの作成を展望した、地域ごとの自然エネルギーの研究を提起しました。

 定岡敏行境港市議は、同日開かれた全員協議会で島根原発問題を議論し、停止中の1号機の再稼働中止、来春稼働予定の3号機の中止で全議員がほぼ一致したと報告しました。

 青亀寿宏琴浦町議は、琴浦町、北栄町、大山町は既存の風力発電がフル稼働すれば電力を自給できるとのべました。

 久代安敏日南町議は、町の公社が小水力発電で売電しているが買い取り価格(1㌔㍗当たり13円)が低く、太陽光発電(1㌔㍗当たり40円)並みにしてほしいと要望しました。(しんぶん赤旗 2011年5月26日)