鹿児島県出水市で発生した、高病原性鳥インフルエンザ感染で日本共産党の仁比聡平前参院議員、まつざき真琴県議、山口よしふみ市議は1月28日、伊藤祐一郎知事に防疫体制の強化や被害農家への支援策などを申し入れました。

 まつざき県議らは感染確認後、同市に調査に入った日本共産党に寄せられた養鶏農家らの切実な訴えを紹介。パイオニア、NECの相次ぐ撤退と、昨年末のツルの鳥インフル感染で観光客も激減し、地域経済が深刻になっていることを指摘。防疫体制策の強化、営農補償や関係業者への財政支援、県税などの減免措置などの支援を強めてほしい、と要請しました。

 応対した弓指博昭県農政部長は、「全庁あげ防疫を最優先で取り阻み、農家の支援については国の助成制度を活用し、足りないところは必要な財政支援をお願いしようと考えている」とし、申し入れの趣旨を関係各課とも検討したい、と答えました。

 まつざき県議らは、関係職員の労苦をねぎらい、「養鶏農家のために力を合わせましょう」と激励しました。

 これに先駆け、仁比氏らは環太平洋連携協定(TPP)問題などで、JA鹿児島中央会の山口一郎専務理事と懇談しました。


(しんぶん赤旗 2011年1月29日)