こうてい疫意見交換会=2010.05.12、宮崎市

 「口蹄(こうてい)疫」問題で、日本共産党の仁比そうへい参院議員と、ばば洋光参院宮崎選挙区候補は5月12日、宮崎市で農民や業者団体、関係自治体議員など30人と意見交換しました。

 未曽有の被害が広がった川南町の養豚農家の男性は「このまま感染が広がれば川南町の農家が今度は加害者になってしまう」と早期の解決を求めました。「今の養豚経営は規模が大きくなっており、従業員も抱えている」とのべ、早期の被害救済を切望しました。

 都農町の黒木幸範町議(無所属)、川南町の内藤いつ子党町議らは「防疫に、殺処分にと人手が足りない状態だ」と説明しました。

 また、豚舎に敷く、のこくずを卸す都農町の業者は「まったく仕事がなく収入も入らない」とのべ、「機械のリース代も払えない」と訴えました。

 「牛肉が売れず、鶏肉だけでは成り立たない」「加工業者が操業停止し生肉が入手できない」(肉卸し・小売り)、「各種イベントが減り売り上げが減少」(飲食業)などが報告されました。(しんぶん赤旗 西日本のページ 2010年5月14日)