日本共産党の仁比聡平参院議員は8月4日、赤潮被害が発生している長崎県小長井町で漁民らと懇談。総選挙で日本共産党を躍進させ、潮受け堤防の開門と有明海再生をと呼びかけました。

 仁比氏は漁民に赤潮の影響について尋ね、漁民らがアサリの艶死(へいし)などそれぞれの状況を語りました。「赤潮が有明海全体に広がる異常な事態」が明らかになり、今後の被害拡大を危倶(きぐ)する声があがりました。調整池からの排水が赤潮の原因であり、堤防の開門が解決策であるとの意見が出されました。

 仁比氏は、民主党の総選挙のマニフェストに「開門」が入っていないことを紹介し、「新しい政権になったとしても、党として開門を迫っていくのは共産党しかない」と強調しました。さらに、「開門してこそ農業と漁業を両立させることができる」と述べ、「総選挙で開門を掲げる共産党が伸びてこそ、新しい国会で有明海再生のみなさんの要求を掲げることができる」と比例での支持を訴えました。

 漁民の一人は、有明海再生のたたかいへの共産党の支援に謝意を表明し、「政治をまっすぐにしていくためには共産党が必要」だと述べました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年8月8日)