日本共産党の仁比聡平、井上哲士両参院議員は8月11日、沖縄県名護市辺野古を訪れ、米軍新基地建設現場を視察しました。両氏は抗議船「平和丸」に乗り、海上からK9護岸を見ました。
案内した船長の仲本興真さんは「K9護岸は316メートルの予定だったが、100メートルで止まった。『仮設工事』であることも明らかになった」と説明しました。
K9護岸が「仮設」に過ぎないことは、同じ抗議船船長で平和市民連絡会の北上田毅さんが情報公開で入手した沖縄防衛局の資料で明らかにしています。
仲本氏は「防衛局はできるところから手をつけているにすぎないようだ。現場から見ると、混迷ぶりがよくわかる」と語りました。
仁比氏は「K9護岸は、凶暴だが、追い詰められた哀れな戦争推進勢力、安倍政権の姿そのものだ」と語りました。
この他、海に設置されたブイやフロート、汚濁防止膜、アンカーとして海中に投げ込まれたコンクリートブロックも見ました。
井上氏は「この美しい海にあんなにも人工物をぶち込むことに、改めて怒りがこみ上げる」と述べました。
両氏は12日の辺野古新基地建設に反対する県民大会に参加します。(しんぶん赤旗 2017年8月12日)