沖縄県那覇市で12月10日、辺野古への新基地建設に向けた民主党政府による環境影響評価書の年内提出に反対し、提出断念を求める県民集会が県庁前で開かれました。
主催は日本共産党など県内3政党をはじめ労働組合や民主団体でつくる「基地の県内移設を許さない県民会議」。会場の県民ひろばは「新基地建設反対」などの横断幕や林立するノボリで埋まり、参加者は「評価書は提出させない」などと訴えて繁華街を行進しました。
沖縄県では、前沖縄防衛局長の暴言に抗議し、防衛大臣の責任明確化と評価書提出断念を求める決議が那覇市議会、県議会を皮切りに、うるま、糸満、豊見城(とみぐすく)、浦添、南城、名護、宮古島各市議会と嘉手納町など多くの町村議会で可決され、さらに広がっています。
集会では、共産、社民、社大3党の代表があいさつ。日本共産党からは赤嶺政賢衆院議員と仁比そうへい参院比例候補、党県議団・候補全員をはじめ多くの議員らが参加し、赤嶺議員が「防衛大臣の問責決議で決着しません。評価書断念めざし頑張りましょう」と激励しました。
韓国の国会議員や基地建設とたたかう辺野古と高江の住民も決意を語りました。(2011年12月11日)