猛暑の参院選から3カ月。西日本と国会をつなぐ濃密な日々が本格化しています。ショルダーバッグ一つ、17県を旅するにかけては人後に落ちることのない私も、必要に応じて国会秘書さんも同行してもらうようにしています。
本来予算委員会で本格論戦のはずの今週、岸田政権のていたらくでとりやめに。急きょ被災者支援と治水問題で熊本県球磨川流域、ローカル線存続と地域再生のために広島県芸備線沿線、山口県岩国市議選必勝の応援へとかけめぐります。
この間鳥取県で、巨大風力発電事業者が反対の声もそっちのけに、卑劣な「契約書」で集落を分断し住民を苦しめてきました。その地元と政府をオンラインでつなぎ、鳥取市議団・大平喜信元衆議院議員と一緒に交渉。政府に「適切なコミュニケーションが図られていない。事業者を指導する」「卑劣なやり方は再エネの阻害要因」と明言させたことは重要だと思います。
やむにやまれぬ思いを声にしてくださった住民のみなさんの力です。すみやかに不安から解放されるよう、そして子や孫に豊かなふるさとを手渡せるよう、絶対にあきらめず一歩一歩動かしていければと思います。みなさんのご用をぜひ聞かせてください。
統一地方選挙まであと半年。「国葬がすめばほとぼりは冷める」どころか岸田政権はいよいよ窮地に立っています。統一協会問題では、先週の総理所信表明演説でも「丁寧な説明」と称して決まり文句を繰り返すだけ。いっぽう自民党は、世耕参院幹事長の代表質問で「安倍元総理はこの教団とは真逆の考え方に立つ政治家」と居直るしまつ。開いた口がふさがらないとはこのことです。
コロナ問題で「行動制限を行わずに今年の夏を乗り切れた」、物価高騰には「円安メリットを最大限引き出す」と浅薄にこじつける牽強(けんきょう)付会の総理演説に、割れんばかりに拍手喝采する自民党。どこかやけくそのようでした。なんとしても日本共産党の躍進で決定的審判を。心がはやります。(しんぶん赤旗 2022年10月12日)
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