日本共産党の仁比聡平前参院議員は7月17日、記録的豪雨(7日早朝)による土砂災害にあった大分県日田市中津江村を、大谷敏彰、日隈知重の両市議と調査しました。被災者や避難所の人たちから要望を聞き取りました。

 下筌(しもうけ)ダムの上流にある同村は土石流に襲われ、一時は電気や水道、通信手段が途絶え、孤立しました。土石流直下の栃原地区では住民自治組織と消防団の助け合いで、老人福祉センターの利用者らが速やかに避難し、一人の犠牲者も出しませんでした。

 なぎ倒された電柱が炊事場の屋根を突き破り、大規模な家の修理・再建が必要な、同地区で独り暮らしの女性(82)は「住民、市の職員のみなさんが頼りです」と話しました。

 避難所となっている津江小中学校の体育館で、近所の2人と会話して過ごしていた80代女性は「とにかく、うちのベッドで寝たい。仲間たちと一緒にいたい」と語りました。

 仁比氏は「みなさんが早く元の生活を取り戻せるよう、国道の早期復旧をはじめ、市議団と一緒に支援を続けていきます」と励ましました。(しんぶん赤旗 2020年7月19日)