日本共産党の仁比そうへい参院議員は４月２６日、参院決算委員会で、政府が今月末までに方向を示すとしている国営諫早干拓事業の排水門開門について、２００２年に行った短期開門調査レベルの海水導入の１日も早い実施を強く求めました。(会議速記禄はコチラ→)
仁比氏は、長崎県の諫早湾内にある瑞穂漁協が全会一致で開門要求をあげ、湾内３漁協の漁民が開門を求めて提訴したことを指摘。「瑞穂漁協の漁民のみなさんの『１３年間耐えてきたが、もう限界だ』という訴えに胸を打たれた。この思いは大変重たい」として、１日も早い開門を求めました。
赤松広隆農林水産相は「ご指摘も踏まえてしっかり検討委員会で報告をまとめる。開門するとしたら、堤防強化や農業用水の確保の問題が出てくる。そういうことを踏まえて検討させていただく」と答えました。
仁比氏は、０８年の佐賀地裁判決が排水門の開門を求め、前政権を断罪したことや自殺者が相次ぐ漁民の現状を指摘し、「一日でも早い開門を」と求めました。(しんぶん赤旗 ２０１０年４月２７日)
