衆参両院の議院運営委員会理事会が6月21日に行われ、国会での請願の取り扱いの改善に関する請願について議論し、日本共産党は採択すべきだと強く主張しましたが、採決されませんでした。

この請願は、憲法16条などが保障する請願について、請願の審議は委員会で行い、請願者・国民が傍聴する機会の保障や議事録の作成・開示を求めたものです。

日本共産党の塩川鉄也議員は「請願を公開の委員会で審議することが重要だ。少なくとも、なぜ採択しないのか、請願者・国民に明らかにすることが求められている」と強調。採択を主張しました。

自民党は「請願は誠実に処理すべきというのは言うまでもない」と述べる一方で、保留を主張しました。

また、参院の議運理事会で、日本共産党の仁比聡平議員は同趣旨の請願について「与党は国会が閣法を通すだけの場ではないことを深く考えるべきだ。国民の請願権を保障すべきだ」と述べ、採択を主張しました。(しんぶん赤旗 2023年6月23日)