日本共産党の仁比聡平議員は4月14日の参院災害対策特別委員会で、2020年豪雨被害からの復興について質問しました。(質問動画はコチラ)
大分県日田市の天ケ瀬温泉旅館街では、なりわい再建補助金も活用して再建された旅館やつり橋が、川幅を広げる改修事業のための移転を迫られています。仁比氏は「被災者に寄り添った十分な補償を」と要求。国土交通省の岡村次郎水管理・国土保全局長は「国交省としてもしっかり支援していきたい」と述べました。
仁比氏が、頻繁な内水被害に見舞われてきた日田市の排水対策のために国の支援を求めたのに対し、岡村局長は「下水道整備計画の作成中と聞いている。(国は)交付金で支援する。よく相談し、技術的な支援も行いたい」と答弁しました。
仁比氏は、花月川の改修に伴う御幸橋、一新橋の改築について「観光シーズンの交通量や人の流れも踏まえて、仮橋を」と主張。岡村局長は「仮橋の設置を含め検討中だ。交通量調査の結果を見ながら協議していきたい」と答えました。
福岡県久留米市では、2021年度比3・5倍の予算を確保し、河川の治水事業に取り組むとしています。仁比氏は、頻繋な浸水に苦しんできた被災者から期待されているとして、「流域全体の総合的な治水対策に財政支援を含む決意を」とただしまし
た。
谷公一国土強靭(きょうじん)化担当相は「豪雨被害は甚大で河川の治水事業は大事だ。長期的、継続的、安定的な対策に引き続きしっかり取り組んでいきたい」と述べました。(しんぶん赤旗 2023年4月19日)
- 投稿タグ
- くらし・地域経済