日本共産党山口県委員会と同県議団、岩国市議団は11月21日、米軍岩国基地や上関原発、下関北九州道路などで、政府各省と交渉しました。仁比聡平参院議員、大平喜信元衆院議員(リモート参加)、木佐木大助、藤本一規両県議、河合喜代前県議、松田一志岩国市議らが参加しました。
防衛省では、米陸軍工兵隊日本地区(神奈川県・キャンプ座間)が岩国基地の燃料貯蔵能力を現在の159万リットルから795万リットルへと5倍も増強する計画を進めている問題を取り上げました。
これは「しんぶん赤旗」9月6日付で報じたもの。防衛省は「同報道を受けて事実関係について米側に情報を求めており、情報が得られれば関係自治体に知らせる」と説明しました。これに対し仁比参院議員らは、「燃料貯蔵量を5倍にすれば、岩国基地は600機もの戦闘機の運用が可能な基地に増強される大問題だ」と指摘。「2カ月以上たって何の情報も得られないなど考えられない。どこと交渉しているのか」と追及しました。
防衛省は、米側との交渉は中四国防衛局任せにした上、同局は米軍岩国基地に問い合わせただけで、計画を主導している米陸軍工兵隊には何一つ聞いていないことを認め、「不手際があった。今後の対応は持ち帰って検討する」と約束しました。(しんぶん赤旗 2022年11月26日)
- 投稿タグ
- 平和・基地