撤去が決まっている熊本県の荒瀬ダムについて、日本共産党の仁比そうへい参院議員は4月30日、あだち安人参院熊本選挙区候補、松岡徹・党県副委員長(県議候補)、笹本さえこ八代市議と、ダム周辺地域の現地調査を行いました。
荒瀬ダムは、清流の復活と不知火海再生を求める流域住民の運動と県民世論を受け、3月3日に蒲島郁夫知事が撤去を決断。3月末の水利権の失効で、4月1日から発電を中止し、ゲートが開放されています。
荒瀬ダムのゲートから約7㌔上流の水害常襲地帯といわれてきた八代市の西鎌瀬地区、荒瀬ダムのゲート開放現場を調査。地元住民の光永了円さん、本田進さん、下村勉さんは「せせらぎが聞こえたり、魚がはねたりするなど川がよみがえっていることを実感しています」「2年先ではなく、一日も早く撤去してほしい」などと語りました。
仁比議員は、「球磨川は国が管理する一級河川で、川の再生と治水対策は国の責任で行うべきです。川の再生と自然を生かした川づくり、ダムによらない治水対策は、流域住民の意見と声に基づいてすすめるべきです」と語っています。(しんぶん赤旗 西日本のページ 2010年5月4日)