日本共産党熊本県天草後援会は11月21、22の両日、「仁比そう平さんと語る集い」を天草市の宮野河内と倉岳の両地区で開きました。両会場で390人が、仁比聡平前参院議員・弁護士の水俣病や環太平洋連携協定(TPP)、原発事故などの話に聞き入りました。

仁比氏は天草地区で救済を待ち望んでいる水俣病被害者が多数いることを報告。水俣病不知火患者会とノーモア・ミナマタ訴訟原告団・弁護団が、特別措置法について被害者切り捨てと加害企業チッソを免罪し被害の幕引きを図るものだと批判し、国会前に座り込むなど全被害者救済へたたかってきたことを紹介しました。

福島原発事故で東電が被害範囲を線引きし被害者を切り捨てるという、水俣病での過ちを繰り返そうとしていると指摘。「水俣病の教訓を生かし、被害をありのまま認めさせる立場を貫くべきだ」とのべました。

仁比氏は、水俣病被害者の全員救済へ、気持ちを一つにたたかおうと呼びかけました。(しんぶん赤旗 2011年11月23日)