府中町長も 大学名誉教授も 鉄工所社長も
日本共産党広島県委員会は4月21日、広島市中区で「消費税大増税ストップ! 社会保障充実、財政危機打開の提言」についての各界懇談会を開きました。仁比聡平前参院議員(参院比例候補)が「提言」の内容を説明。各分野の31団体から参加があり、自治体首長や町義会議長を含めて120人が意見交換をしました。
府中町の和多利義之町長は「政府は無策。まず農業など雇用対策を本気でおこなうべきで、みだりに消費税増税に頼ってはならない」と発言。広島大の佐中忠司名誉教授は「消費税は常習性と副作用の強い頓服薬のようなもの。消費税に頼ると大変なことになる」と指摘しました。
障害者と家族のくらしと権利を守る広島連絡会の秋保和徳会長は「障害者総合福祉法に怒っている。弱者を大切にしない国は亡国の道をたどる」、鉄工所を経営する西濱義夫福山民商会長は「リーマン・ショック後、工賃が半分以下になった。消費税が10%になるとやっていけない」と「提言」への共感を語りました。
司会は皆川恵史副委員長が務め、衆院広島2区の中森辰一、同3区の藤井とし子、同6区の花岡たみよ3候補が各界の発言に耳を傾けました。(しんぶん赤旗 2012年4月24日)