沖縄・米軍普天間基地の撤去を求めて4月14日、東京・日比谷野外音楽堂で「沖縄県民と連帯し、普天間基地の即時・無条件撤去を求める4・14中央集会」(同実行委員会主催)が開かれました。(志位委員長あいさつデモ隊を激励する国会議員団のムービー

 北海道から沖縄まで、会場からあふれる5千人を超える参加者が、青地に白抜きの「基地NO!」の紙を掲げ、「米軍基地は日本のどこにもいらない」の熱い意志を日米両政府につきつけました。一人一人の発言に「そうだ」「よし」の声や拍手がわき、意気高い集会となりました。

 「米海兵隊は出て行け」のムシロ旗を掲げた山梨県労の清水豊事務局長(61)は「普天間基地撤去と、米軍も訓練で使う自衛隊北富士演習場の全面返還はつながっている」と力を込めます。

 日米安保条約の学習を重ねてきた埼玉県の新日本婦人の会からは40人以上が参加。県本部の玉井鈴代副会長は「学習し、基地のひどさを知った会員に驚きと怒りが広がっています」と語ります。

 主催者あいさつした全労連の大黒作治議長は、「沖縄県民と連帯して全国でたたかいを発展させよう」と呼びかけました。

 日本共産党の志位和夫委員長があいさつし、「『移設先』探しそのものがまちがっている。日本のどこでも(米軍基地は)歓迎されない。政府は無条件撤去を求めてアメリカと交渉すべきだ。基地のない日本、独立・平和の日本への道を切り開こう」と訴えました。

 共産党の衆・参両院議員8人が参加し紹介されました。

4・14中央集会

 沖縄から駆けつけた16人の代表が壇上に並び、沖縄県統一連の新垣繁信代表幹事が発言。「土地も空も海も米軍に奪われ、事故と犯罪が多発して県民の尊厳が奪われている」と告発しました。

 「移設先」候補にあがっている鹿児島県徳之島から、「憲法9条に賛同する女性の会」の幸(こう)千恵子さんと友野弘子さんが連帯あいさつし、「18日の1万人集会の準備を進めている。子宝と長寿の島徳之島に基地はいらない」と表明しました。

 米軍再編反対、基地撤去を求めてたたかう各地の代表が、運動を広げる決意をのべました。

集会はアピールを採択。集会後、国会までデモ行進しました。(しんぶん赤旗 2010年4月15日)