長崎県諫早湾干拓事業(国営)の潮受け堤防排水門の撤去と開門を求めている「よみがえれ有明訴訟」弁護団、漁業者と支援者は1月8日、国会内で日本共産党国会議員団と懇談しました。
弁護団事務局長の堀良一弁護士が経過を報告。「佐賀地裁の開門判決とその後の地元での支持の広がりと、諫早湾内漁民の裁判で、大きな成果を生んだと確信している。今年こそは開門をして、有明海を再生する方向への大きな歴史的転換を実現する年にしたい」と話しました。
夫妻で訪れた小長井の漁業者、松永秀則原告団長(55)の妻、芳子さん(54)は「自分たちがここまで追い込まれるとは思っていなかった。展望がみえず離婚も考えたが、今は開門したら食べていける。それだけを支えにして生きている」と涙ながらに訴えました。
要請には、こくた恵二、赤嶺政賢、吉井英勝の各衆院議員と仁平聡平、紙智子両参院議員が応対しました。
党国会議員団有明海再生プロジェクトチーム事務局長の仁比議員はこれまでの運動をねぎらい、「有明海は生きている。よみがえろうとしている。これを政治が応援できなくてどうするのか」と述べました。(2009年1月9日「しんぶん赤旗」)
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